↑ サムネ写真提供はruderさん



一ヶ月経っちゃうと困るし……
我々はオペラ座の怪人を見に名古屋の地へ降り立ったんですからねっ!
前記事参照。
いや~~~メインイベントだし、そもそも演劇めったに見ないし、ファントムの感想はタスクが重いよ~~~!
でも書かないとさあ…せっかく行ったのにさあ……
がんばって重い腰をあげるかぁあああ!
劇団四季劇場
書きやすいところから書こう。
内容ではなく箱の話。


新築なんですって! 四季劇場。
と言うか地元にゃ県民会館しか無いからさぁ…特定劇団専用の劇場があるって大都会ってすごいんよ。
劇団四季はその県民会館にきたやつを見たことあるのですが、専用劇場はもちろん初めて。


なんか舞台にすごい大掛かりなセットがあるんですよね。
もちろんいろいろな(ミュージカル版)オペラ座の怪人を見ているので中央のやつはシャンデリーアだって事はよ~~~~~く分かってるんですけど。
舞台の中だけでなく、舞台の外側もセットが侵食しているのがさすが専用劇場。


廊下なども劇場っ!って雰囲気。
ちなみに一番驚いたのはトイレで、出口と入口が別になってました。効率。
ただ、それでも女子トイレは長蛇の列。
中休みはボンドロでも売ってるのかと言う盛況具合。
ただ誘導係の人がいてよっぽど具合悪いとかじゃない通常のトイレは再開まで待ってくれそうな気配もありました。
開場が精密じゃない。
ぼっちラウル派
で、で、ちょうざっくり詳細は省くと10人くらいの集団で入れ代わり立ち代わりいける回で見てこい!と言う感じの集まりで見たのですが……ラウル派はオンリーワン!!!
わかるんですよ、こじれた男の悲哀。
狂気と執着と才能と倫理がメタメタになってて美味しい出汁が取れる。
当時雑談で話していたのですがノートルダム(ディズニー)のフロローが同じ味する。
ファントムが好きな人はおすすめです。

まあ、それはそれとして、ラウル……ラウルがいい。
私は完全無欠の王子様に弱い。
ってかなんだ、ティーンエイジャーの前に現れた幼馴染のお兄さん(どんなに高く見積もっても20代前半)がきっちり王子様しているだけで偉い。
王子様な立場の人が王子様な行動をしてる所に良さを感じる。
冷静沈着で水も漏らさぬ作戦が出来る方がかっこいいけれど、ラウル視点だと情報が足りないっていうか、クリスティーヌ/マダムはファントムの情報全部吐き出しているわけじゃないし。
その中で積極的に作戦を立てて、それが「絶対無理~~~~!バカバカ!!その情報持っててそうなるのおかしいじゃん~~~!?」みたいな内容ではない。
先走ってるとか穴があるとか、あと神の視点な観客的には対ファントムならもうちょい…ってのは思いつくけど、これだけやってれば十分。
そして堂々と自ら行動してる。満点だね。
プロポーズ、そしてその内容とかクリスティーヌが欲しいものでやってるの良い。
衣装も良かったですね~~~!
マスカレードって見せ場だから、そして各々趣向をこらせる部分だから(ハンニバル・イルムートとかどの舞台/映画でも似てる服。当たり前)クリスティーヌのドレス毎回違うじゃん!全然!
だけどラウルはほんと一貫性。
これが王子様仮装の一番かっこいい味がする奴だよ!って事ですね。とてもわかる。
四季ファントムはキャラの造形を強調した分より負ける男であった。
翻訳がね、翻訳があるんですよ。
元々ファントムってクリスティーヌ父の「いつか音楽の天使を送るよ」という物語を乗っ取って現れてる男なんですよね。
父のお墓のBGMがもろにそうで
まー父性を匂わせる、父のポジションでもって近づいて、その後結婚を乞うというのは単純にキモい。しかもプラトニックとかじゃなくて、性愛を匂わせてくる(ドン・ファンなどから私はそう読み取っている)
キモいっていうのはダメという意味ではなくて。
いやまあ現実でダメですよ、ダメだけどこれは演劇です。
そのキャラクターの要素を思いっっっきり強調して見せてくるのが演劇の良さで。
したら良くない点も大げさに表現するべきですよね。
「芝居がかった」とはそういう意味の形容詞じゃないですか。
ファントムって不器用な人間で、その生い立ちから親の愛も恋も知らない、そういう存在で。
だから真っ当に恋愛のアプローチが出来るわけがなくて、このキモさはキャラ設定・話の筋的に必須のキモさの部分です。
その「怪物」扱いされる男の悲哀、悲劇、苦しみ、不器用さ……それがファントムでしょ!?
の上での今回の四季。
このキモさ部分が強化されているっていうか、アタッチメントが追加されていると言うか……尊敬する師って何だよ?
複数回この言葉で自分を表現してたんですけど…えっ!?
なんか普段さらっと「師」とか「先生」とかは訳で見てるたですけど、えっ自分でそういう方向に言うんだ……ってか教師アピール強めだな、と言う感じ。
親子関係・師弟関係という上下関係マシマシでよりファントムは愛の乞い方が分からない不器用な男です、というのが補強されてる感じ。
教師の立場を強調して「自分の所に来い」、そしてこの「来い」には結婚と性愛が含まれてるわけで……まあ受け入れられない男だな!!!!
ファントムのバックボーン、魅力を強調する分よりこれは選ばれないと確信させられる翻訳でした。
というわけで、演劇の素晴らしい表現で魅力を表現すればするほどファントムはキモい。
この映画だと最後の口づけはクリスティーヌから「母の愛」を得たからっぽい感じかなと思いました。
恋が叶ったとかじゃなくて、愛が届かないことを悟ったでもなくて。
なんか上下を強調してクリスティーヌに迫れば迫るほど得れなかったものへの気配を感じると言うか、親子…親子の愛がね……
最後にファントムがいなくなった地下で仮面を見つけるのはメグで。あそこは母子。重要人物が親子。
オペラ座の怪人って結構親子の話で読み解けるお話ですよね。
って言うかオペラ座の怪人(2004映画)が好きになった後、他の映画逆走してるんですけどその中に実際に親子なオペラ座の怪人もあって…そういう筋にしたくなるよなあ!
フロローがむっちゃ好きだけど、ファントムは別にそこまで惹かれないの
ジャンルが似てる!って話題に出したフロローくんですが…むっちゃ好き。
Hellfireみんな聞いて。
彼はエスメラルダに惹かれてて、まあ当然真っ当にアプローチする男じゃないし出来る立場じゃないんですけど。
すごい、すごい感情の歪みというか熱量がファントムと被ってて……だけど、フロローは分かってて必死で否定している男なんですよね。
私は自覚していて否定している男が好き。
ドン・ファンに挑むクリスティーヌってもしかして腹くくってる??
シーンとしてはこれ
ドン・ファンへの出演はクリスティーヌ拒否ってるんですよね。
それをラウル筆頭に無理やり出てくれって説得している…クリスティーヌは断りきれなくて、無理やりドン・ファンの舞台を行ってると思ってたんですけど…
あれ……もしかして最終的に自らの意思で選んだ????
と言うのも、墓場のシーンが思ってたのと違ってて。
ファントムに対して「悪魔」ってまあ天使の対比なんですけど。父親じゃないから行くなも言ってるんですけど、それも元々で説得してる状況なんですけど。
まあラウルはそういう。そうだし。とにかく引き止められそうなことなら何でも言う。
んだけど……
もしかしてもしかして…このシーンってファントム(が焦るあまり)行動ミスってる……??
父に重ねさせてクリスティーヌの懐に入り込んだくせに、墓場のファントムはいつもと違って父親トレース失敗してる……?
「音楽の天使」の自称は嘘じゃない。うまい。だけど「その声はパパ?」→「父親だよ」は嘘じゃないですか。逆に父親じゃない事が強調されてしまっている…???
父親の詐称は父への思い入れが強いクリスティーヌにとって離反する理由になってるんじゃ…??と思いました。
これは日本語訳(よく考えると日本語訳のオペラ座の怪人見たの初めてだ)で思ったより追求がきつかったり、聞き落としていた所が「そういう…コト!?」となったから発生した考えです。
ドン・ファンの~この曲
押し切られてず~~と悩みながら舞台に出てて、ラウルと全く同じ告白の結果ラウルを選んだ、と言う認識だったんですけど。
その前に「もう戻れない、決めた」みたいな歌詞ががっつりあって…これってとっくに腹をくくってる…!?
後なんか言いたい所。
なんか空中にがっつり居る
専用劇場だ…となりました。
えーーー客席の上に宙吊りしてる。
コレは2階席の特権ですね。
1階だと見えないらしいです。
バレエがとても良かった
イル・ムートの後焦ってバレエでお茶を濁すシーン。
映画と比べるとかなり長かった!
見せる踊りとしてきちんとしてるのに、ところどころおかしいのがかなり気に入ってしまった。
オークションのシーンはそんなに好きじゃなかったかも
この出だしのオークションですね。
オークショナーの台詞のシーンが結構長くて。
そのせいで口調がわざとらしすぎて気になると言うか。
ミュージカルに入る気分じゃなくて講談聞いてる気分で…あまり好みではなかった。
メインテーマとの対比をするシーンだとしても…この演出は受け入れづらい!
Spotifyの四季verでもやっぱり嫌な演技だったので、劇団四季verのオークションシーンは合わないようです。
ムッシュ・ルフェーブル
いや~~~~ひじょ~~~にあざやかに! かろやかに!! 逃げ出しましたねえええええ!
最もコメディな瞬間。
いつでも連絡してね♥って言いながら国境越えてるんだよ。
好き……………………
終わりに
高コストだった…………
シミュレーションゲームだったらコレだけのために数ターン消費している。
またなにか思い出したら追記か追加記事を書く方向でこれくらいで勘弁してくだせえ!



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