この記事は「ゲームにかかわる人が自由な記事を作る Advent Calendar 2023」参加記事です。
0.目次
1.ちょっとだけ前フリなのじゃ!
1-1.最初に結論
この記事では「無料=フリーゲームをやめて売ってみない?」と誘います。
私は売るって良いな―と思うので色々説明して提案します。
もし売ることを考えた事なかった人は考えてみてくれると……嬉しいです!
結果フリゲで居続ける道を選んでも良いんですよ!
1-2.~これはいち意見です~
そしてどーーーしても! 本題に入る前に宣言しておきたいことがあります。
この手の何か考えを提案する時に同じ話を繰り返しているんですけどね!
それは
その道は自分自身の望みと本当に合致しているか、意識してみない?
と言った内容です。
苦しくなって悩んでる人……もちろん私もなるんですけどね!
その苦しみって適切なルートを選べば軽減できるものだったりしないか? ということです。
みんなとオーソドックスな道を惰性で選んだら実は自分には向いてなくて……それで苦しんでない?ってちょっと見直してみるのも良いよね。
絶対合う合わない人が出てくる!
あるいはこの記事のことなんて考え済みで、その上で別な道を選んでる!みたいな人もいっぱい居るはず!!
だから、正解だと思って見ないでほしいのです。
2.有料公開の制作者へのメリット
配布にお金を介在させたら意外とスムーズになるんじゃない?
ゲームを売り始めてから、感じたことです。
お金が関わるとめんどいよな……って思ってたけど実際は逆だなということです。
だってこの世は貨幣経済で資本主義だもの。
そのレールにのるとスムーズになることって結構あったりするんですよ!
2-1.承認欲求を満たせる可能性
ダウンロードされたら嬉しい!!!!
だけど……
- 感想もらえたらもっと嬉しい!!!!
- 二次創作されたらもっと嬉しい!!!
- 雑誌や記事に取り上げられたらもっと嬉しい!!!!!!
- 実況してもらえたらもっと嬉しい!!!!
お金もらえたらすごく嬉しい!!!!
遊んでもらえるだけで嬉しい!!!!
嬉しいけど!!!
嬉しいは底なしなんだ!!!!!!!!!!!!!!
その人が労働をして(あるいは大事なお小遣いを)、手に入れた大事なお金を私の作ったものに払ってくれる……それってすっっっごく嬉しい。
売上が立つ1DLってすっごくすっごく嬉しくて、申し訳ないけど無料の1DLよりお金払ってもらった1DLの方が嬉しくて、それはそれぞれの価値観ごとにどれくらい差があるかわからないけど、DLの嬉しさ+お金を払ってもいいと思ってもらった嬉しさで差があって……
皆さんの価値観はどれくらい差がありますか?
無料の1DLとお金をもらった1DLが同じ人も居ると思います。
でもでもでも公言しなくていいので頭の中でこっそり算盤を弾いてきちんと確認してほしい!
自分はお金もらった1DLがどれくらい嬉しいか。
それは有料にしたことで減ったプレイヤー数より嬉しい可能性があります。
2-2.広める相手を制限する
「たくさんの人に遊んでもらいたい!!!」
良いですね良いですね! ステキな気合です。
そしてとても良くわかります。
その上でなんですけど……「無作為に」「大勢に」「表立って」広めるの……悪手の可能性……ありません?
興味ある人も無い人も向いてる人も向いてない人も無差別に100人集めるより、興味ある向いてる人を10人集めた方が良いんじゃないかな?って。
遊んでもらえないと始まらないけれど「楽しんでもらえる人だけとキャッキャする」=「広める相手を制限する」のも良いんじゃない?ということです。
そんな時「お金を介在させる」というのがメリットになると思うのです。
だってお金を払うなら絶対1回立ち止まりますもん!!!
衝動買いするにしても工数多いし!!!!
どう考えても払った責任が記録に残るし!!!!!
タダだから、で合わないモノと出会ってしまう人が減らせる!
もちろん買えるだけの立場があるというフィルターも発生します。
わかりやすいのは小さい子供。
オンライン販売での決済、あるいは同人イベントにたどり着いて直に購入……どちらも親に隠れてコソッとはとっても厳しくなります。
コソッとしてない場合は、周りの大人が理解あるということですね。
2-3.サポートで助かる制作意欲がある。そしてそれにはお金が必要
見出しがポエミーになりました。
その分最初の説明はあけすけに行きましょう。
望まない内容のリアクションでやる気を失う事はありませんか?
私は大いにあります。感想を見るのがすごくすごく緊張して苦手です。
そして身近な人達が複数、プレイヤーからの厳しい感想で心折れてしまった瞬間も見てしまっています。
更には「荒らし」への対応を手伝ったこともあります。
えーとですね、大半の販売サイトはフリーゲーム配布サイトより荒れづらいです。
販売サイトは荒れないようにレビュー感想を確認してくれるし、不正なアカウントも取られないよう最善を尽くしてくれます。
販売店はまともな味方です。なにせゲームを預ける人は商売相手ですから。こちらを尊重してくれます。
それにサイトが荒れて困るのは販売サイトの方です。
フリー配布の場所が無法地帯だとはいいません。
ですが!
「お金が発生するから」人手が雇えて、人でがあるからサポートが早くなるし、できることも増えてるはずです。
ってか荒れる荒れない関係なく、サポートの返信速度が早いのは助かる!
それとですね……それとですね……おまけなんですけどね……
「お金もらったし」
で、耐えれるストレスが増える……ことも大いに……あるよ。
もらったお金で買ったおやつでバフしたりもできるしね。
3.人のためにお金を稼いでみてもいいじゃない
結局は自分に帰ってくるし!
つまりは情けは人の為ならずってことなんですけどね!
なんとですね。
有料素材を買うと合法的に素材制作者さんにお金が渡せます!!!!
これは非常に画期的な事です!!!!!!!!!!
素材って虚空から出てこないんですよ。
そこには素材制作者さんの労力がかかっています。
それに明確に報いることができる……そう、お金を払うとね!
制作者にもメリットはありまくります。
- 有料素材はフリー素材より工数がかかってるものがあったり、規約が優しかったり、他の人と被りづらかったり。
- そもそもフリーでは存在しない素材が有料ではあるとか!
- 素材サイトさんが素材制作だけで生活をできるようになってもらえたら、そしたらどんどん新作素材が増えて、巡り巡ってお借りしている我々が嬉しい!
もちろん、有料素材を買ってフリーゲームとして公開するのもありです。超アリです。同じ効果があるでしょう。
ですが、持ち出しにプラスしてゲームの売上使う方が当然いっぱい使える額が増えます。
年収が1000億で興味ある素材全部買う!みたいな場合じゃない限り、有料公開に移行したほうが素材に使える額も増える……と思う……私はそうです!!!
どうですか!
プレイヤーさんから頂いたお金を右から左に素材屋さんに流すポジション!
最高ですよ。
4.売るの怖くない
売ることに忌避感はない。むしろ売りたい。だけど……
障害がありますね????
今回の記事の目的ではないのでサラッとですが、私からちょっとだけ平気だよーって助言したいと思います。
4-1.責任取りきれるのか問題
いやあーー売るの不安ですよね!?
本当に売って良いのか……? 高すぎないか……? お金払ってもらってプレイヤーさんが公開したら申し訳ない……
すっごいすっごいすっごい私はいつもアタマを抱えています。
「嘘をつかなければ良いんじゃないかな?」と考えて頑張って売っています。
精神論……? いや、そんな事無いですよ。誠実に、プレイヤーにゲームの情報をしっかり開示して、長編なら体験版を用意して、選んでもらいましょう。
4-2.会計問題
そんなに心配しないで良いんじゃないかな?と思っています。
だってゲーム作ってる人達ですから!
プログラム書いて、イラスト用意して、テキスト打って、音楽作ってみたりして、複雑怪奇な公開サイトのルールを守って……すっごいマルチ! それだけできれば事務もできる!
音楽とか素材サイトさん頼ってるだけだよ! 申請苦手で共同制作者に頼ってるよ! って言われたら「人を頼る事もできる!」と提案しておきます。
頼る先はあります。大丈夫大丈夫。
お困り毎に合わせて販売サイトに問い合わせをして、税務署に泣きつきましょう!
人生を左右するような大金を得てしまった場合は……それは人を雇えるので雇うと概ねなんとかなります。
お金っていいね。
5.最後に宣伝と紹介
良ければ見て行ってね☆
5-1.この記事が琴線に触れた人へ類似テキスト
ゲ制コラム
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このサイトではゲ制コラムというカテゴリーでゲーム制作で役立った物の紹介や、制作過程、ツールの小ネタなどを記事にしています。
電子書籍(PDF)
技術書展に参加して、ゲームに関する書籍を出しています。
技術書典の販売ページ
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『外では話さないウディコン』
[内容量] P61
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『RPGBakinとウディタ3とツクールUnite~国産RPG制作ツール三国志2023~』
[内容量] P63(目次等含む) / 約2万字
[値段] ¥500
6-2.ゲーム作ってる人なんです
win向けDownloadタイプのゲームがたぶん50作くらいあります!
女性向け、短編が多いです。
(一部R18作品もありますが、R18画像や表現は販売サイトまで行かないとないです)
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以下のリンクからでも行けます!
自作ゲーム
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