ドットらしきものを作っている環境-ゲ製のためのイラスト制作の知恵・6

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ドット絵といえばEDGEだけど、なんかあわな~~~い!
asepriteは機能多いのにスッキリして良いけど英語の部分がこわいっっ!!

そんな経験ありませんか!
ありませんかっていうか私です!!!!

私も近年必要にかられてドット絵らしきもの(なぜらしきものというかと言うと、色に関しては割と自由に使っているからで、その辺の定義に突っ込まれると不安だからなのですが)を打つようになりました。

で、私が打てるようになったのは環境構築もあると思いまして……いやもう絶対環境!!!
自分に合ったツールじゃないと作れない!!!
それをこの記事で見せびらかしますね!

▼とにかく「ウディチップビューア」を導入しましょう

▽ウディチップビューアとは

ウディチップビューアってなに?

お手持ちのペイントソフトでウディタ形式のオートタイルマップチップとホコグラを編集しながら、
別窓でプレビューできる無料のアプリケーションです。(アニメーション対応)
※ペイントソフトで編集を保存すると、自動的にプレビューが更新されます。

http://yaosame.m22.coreserver.jp/apps/autotile/

公式サイト
http://yaosame.m22.coreserver.jp/apps/autotile/

ウディチップビューアの使い方
http://yaosame.m22.coreserver.jp/apps/autotile/manual/index.html

大体引用しきりました。

私の言葉で言い直すと「ゲーム制作用ドット絵ビューア」です。
そう、「ウディタ」の名前がついてますが、ウディタ以外の、例えばツクールとか、SRPGスタジオとか、そういうのに対応してます。
オートタイルやアニメーション、そして歩行アニメ……動く系もなんでも対応してます。

マップ素材の製作者……ぴぽさんねくらさんの要望を受けてツール製作者の八百雨さんがアップデートしていってくださったのでかなりゲーム素材向けチューニングがされています。

また、ぴぽさんはスマイルゲームビルダーやRPGBakinやweb出力用の設定なんかも配布してくださってます!

ウディチップビューアでの各種素材規格変換
https://pipoya.net/sozai/tips/conversion-of-image-material-format_for_wodychip-viewer/

Bakin用の変換設定
https://pipoya.notion.site/RPG-Developer-Bakin-91a72bf2d2744bf7a7ce03cc95b3114f#6a4f1d95a27d49298dcba6bfe4e9ebaa

▽なんでウディチップビューアを導入するのか

アニメーションが表示されて便利~~~~~ってことでして……

ウディチップビューアを導入すると好きなイラストツールでドット絵が書きやすくなるんですよ!!!

ってかいっそドットじゃなくてもいい。
小さいイラスト……というかねくらさんの素材のような厳密にはドットではないタイプの素材もむちゃくちゃ作りやすくなります。

PSDやPNGに対応していて、保存した瞬間にビューアの内容が反映されるのも最高です。

▼実際の環境

はい。

はい………!

saiです。

正しくはSAI2です。それにウディチップビューアを添えた環境で打ってます。

SAIは頭おかしいくらい軽いイラストツールです。
asepriteより軽いまであります。

そんでもってSAI2から地味にドット絵の支援してるんですよね、地味ですけど。

2値というのがそれです。

私は10年以上SAIと共に歩んできていて、今はProcreateをメインにしてますがやっぱり使い慣れたツールは便利!!!

asepriteでドットの図形とかガンガンかけたりするんですけども、あと素敵なグラデ作ってくれたりするんですけど……正しいドットのためのツール……なんですよね……

半透明とか普通に使うし、色数とか気にしないし……何ならぼやけてもいいし……みたいなドット絵じゃないだろ!?ってものも平気で使うことを許してくれる優しさがお絵かきソフトにはある。

私はSAI2ですけど、使い慣れてるのがクリスタならクリスタが良いと思いますし、PhotoshopならウディチップビューアがPSDに対応しているのでますます良い。

▼そもそもドット絵……打たない道

そもそも、ふわっとやってるので、物によっては通常の絵をツールで変換という道もあります。
背景画像や演出用画像とか「それっぽい」がほしいときですね。

ドット絵こんばーた
https://app.monopro.org/pixel/

お手持ちのツールに「階調化」の効果があったらそれでも可。

こんな感じの事ができる。

ドット絵ではないかもだけれども、ゲーム全体の雰囲気を揃えるために高画質なものを使うわけには……みたいなときに役立ちます。

▼最後に

最近恒例になってきた最後に関連性のある何かを紹介するコーナー。
ドットはですね、ドットはですね……

素敵なドットフォントをお借りするとそれだけでビシッとしまります!!

x0y0pxFreeFont
http://www17.plala.or.jp/xxxxxxx/00ff/

ドットはこちらのx0y0pxFreeFontさんで借りるのが無敵です。
特にマルモニカは漢字がたっぷりなでゲームに同梱可でやばい仕様です。
ビジュアルもシリアスからキュートまで行ける汎用性。

最高ですよ!!!!

▼ネタバラシ

さて、この記事の最初のドット絵。
キャラクターの部分はまあドットと言っていいでしょう。

ですが、背景はドットでもなんでも無いテクスチャを貼っています。
バーコード部分はドット……2値の画像なのでドットと言えますが、キャラクターと線の太さを合わせたとかありません。
色数はのびのびとHSVのバーで選んで使っています。

でもフォントがかっこいいので無問題!

私がどっとらしきものというのはこの辺ですね……
でも、この解像度の世界。
完璧にきちんと合わせられたドットの世界は職人芸として美しい。
だけど、みやすさ可読性、あまり重要ではない倍率などはそう無理に合わせきらなくてもいいかな?と私は思ってたりなんだりして作ってます。

特にゲームはね!!!!

無理だからね!!! ホント!!!